電動アシスト自転車での事故が増えています!せんげん台のぽんて鍼灸整骨院

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電動アシスト自転車での事故が増えています!せんげん台のぽんて鍼灸整骨院

2020/04/27

高齢者の移動手段として電動アシスト自転車が人気

 高齢ドライバーによる重大事故が頻発したこともあり、運転免許を自主返納する高齢者が増えている。しかし、主に地方に暮らす高齢者にとっては、買い物や通院など、どこに行くにも車が必要不可欠で、免許返納は日々の生活に直結する問題だ。そんな中、高齢者が気軽に乗れる移動手段として注目されているのが、電動アシスト自転車だ。


 電動アシスト自転車とは、ペダルをこぐ力を電気モーターが補助するもので、時速10にm未満であればペダルを踏む力の2倍の補助力が得られる。上り坂や向かい風など、大きな力が必要とされる環境でも、加齢により身体能力が低下した高齢者であっても、楽々とペダルをこいで進むことができるというわけだ。


 電動アシスト自転車は、道路交通法上は自転車と同じ軽車両に位置付けられており、免許返納後の移動十段に悩む高齢者にも便利な交通手段だ。しかし、その特性は通常の自転車と異なる。

 

 一昨年の晩秋のある日、青空が広がる兵庫県南部の農村地帯を、1台の軽トラックが東進していた。昼下がり、幅4m弱の道路を通る車は少なく人もまばら。30歳代半ばの男性が運転する軽トラックは、緩やかな上り坂を軽快に走り続けていた。
 「ガシャンッ」
 衝突音が響いた。信号のない交差点で、軽トラックと、右から走ってきた電動アシスト自転車が、出会い頭に衝突したのだ。軽トラックのフロントガラスには大きくヒビが入り、電動アシスト自転車に乗ってヽいた70歳代後半の女性は、胸部などを強打。搬送先の病院で死亡が確認された。
 兵庫県警の調べによれば、亡くなった女性は買い物へ行く途中だったという。信号のない交差点の周囲には田畑が広がり、軽トラック側の道は上り坂に、電動アシスト自転車が走る道路は下り坂になっていた。交差点の手前に「止まれ」の道路標示と標識があったのは、電動アシスト自転車側の道路であった。


 「自転車の女性がしっかりと一時停止を守り、軽トラックの男性も交差車両などに注意して運転していれば、防げた事故だったかもしれません。なぜ、女性が一時停止せずに交差点内へと進入してしまったのかはわかりませんが、走り慣れた緩やかな下り坂で、交差車両が少ない交差点ということもあり、そのまま通過しても問題ないだろうなどという思い込みがあったのかもしれません」(兵庫県警交通企画課課長補佐)

 


 電動アシスト自転車は、走り出しでふらつくことなく、スムーズに発進できる。しかし、この特性を忘れてしまったのか、あるいは知らないのか、今回のような一時不停止による車との出会い頭衝突事故が少なくないという。また、高齢者の事故死者数が増えているのも特徴だ。


 「県内で発生した電動アシスト自転車による事故は、自転車乗用中事故全体から見ると、昨年は6%ほどで、交通事故の原因や類型等も通常の自転車事故とほぼ同じです。しかし、これを年齢別に見た場合、65歳以上の電動アシスト自転車乗用中の事故の死傷者数は、5年前は60人でしたが、昨年は107人と5年間で2倍近くに増えています。これは、電動アシストぽ転車利用者の増加に比例したものだとも言えますが、事故全体が年々減少している中では、確かに目を引きます」(同課長補佐)

 一般財団法人自転車産業振興協会の調べによれば、電動アシスト自転車の国内出荷台数は2006年は約24万台だったが、昨年は69万8000台を超えた。高齢者の移動支援のため、購入時に補助金を出す自治体もあり、電動アシスト自転車の人気は今後も続くと予想される。

購入後は安全な場所で乗り方の練習を

「止まれ」の標識や信号を守るなどの交通ルールは、どの自転車でも同じだが、電動アシスト自転車で、絶対にやってはいけないのは、電源がオンになっている時に、ペダルに足を乗せたままでいること。ペダルに足を乗せた瞬間、モーターが働いて飛び出してしまうことがあるのだ。急な飛び出しを防ぐために、信号待ちではペダルに足を乗せないことや、ペダルに足を乗せる前には、必ずブレーキを握ることも忘れてはならない。


 また、サドルにまたがらず、片足で地面を何度か蹴って自転車を発進させる。ケンケン乗り‘も危険だ。不安定な状態で思わぬ補助力が発生するため、急発進による転倒のおそれがあるのだという。走り出した後も、補助力で加速しやすい特性があるので、通常の自転車より余裕を持った早めのブレーキを心掛けたい。

 「購入時に、販売店で扱い方をしっかり聞いて、電動アシスト自転車の特性をきちんと理解し、慣れるまでは安全な場所で練習することが肝要です。注意すべき危険な行動を常に念頭に置き、正しい乗り方を守れば、通常の自転車よりも安全で快適な移動手段となります」(同課長補佐)

自転車であっても交通ルールを守り、電動自転車ならではの特性も理解して安全な乗り方をしましょう。

上の写真のように、信号待ちなどの間は、ペダルに足を乗せないようにする。ブレーキを握っておくことも大切だ。ペダルに足を乗せたまま、反対の足で地面を蹴って発進する゛ケンケン乗り″(中央)や、ペダルに足を乗せたまま停止する(右)のも、急発進の原因になるので避けるようにしましょう。

もしも交通事故を起こしてしまった時には、まずは相手と自分の安全確保にお努めください。

自転車事故治療は早期に適切な治療をすることで後遺症が残りづらいものとなります。

もしもの時は、ぽんて鍼灸整骨院にご相談ください。

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