愛犬・愛猫の健康管理のポイント

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愛犬・愛猫の健康管理のポイント

2020/04/28

暑くなる前に確認しておきたい

愛犬・愛猫の健康管理のポイント

愛犬や愛猫には、健康で長生きしてほしいと願うもの。そのために普段の暮らしの中で行う基本的な健康管理のポイントについて、気温や湿度が上かって体調管理が難しくなる前に確認しておきましょう。

ペットの疾患の兆しに気付くには、普段からよく観察したり、全身を触ってチェックすることが大切です。確認する基本的なポイントは、犬も猫も同じ。平常時の食事の様子や排泄の状況、目や耳などの体の状態がわかれば、ちょっとした変化にもすぐ気付くことができるからです。また、安静に寝ている様子を動画に撮ると、正常な呼吸の状態(回数)が把握できます。ちょっとおかしいかもと思った時に見比べられるので便利です。
 普段と違うことがあれば、すぐに、かかりつけ医を受診しましょう。ちなみに、「すぐ」とは、気付いたその日か、遅くとも翌日のうちと捉えていきましょう。

①排泄

 言葉か話せないペットにとって 排泄物は健康の重要なバロメーター

毎日時間を決めてトイレの掃除を行うと、排泄チェックができます。一日にどのくらいの排尿や排便があったか、回数や量をおおまかでよいのでつかんでおくことが大切です。

 

朝起きた直後の尿は少し濃くて当たり前。でも、一日中、オレンジがかったような濃い色だったり、逆に薄い色だったりしたら要注意です。また、トイレに行く回数が多いのに排尿をした様子がない、あるいは排尿量が少ないようなら、排尿トラブルが疑われます。

 

犬も猫も、正常な便は゛細長いかりんとう″状。排便に時間がかかったり、便全体が細くなったり、固く丸まっているようなら、排便トラブルがあるので医師に相談を。また下痢は、嘔吐と同様に、何らかの疾患の初期症状かもしれないので、もし元気な様子だったとしても、できるだけ早く受診しましょう。

 

②食事、水

愛犬&愛猫の適正体重を維持、食事も飲水も適量を知っておく

食事で大切なのは、適正体形を維持できるように心がけること。その目安になるのがボディコンディションスコア(BCS)です。真横と真上からの見た目と、触り心地で確認しておきましょう。太りすぎ、やせすぎの場合はかかりつけ医に相談して、適正体形が維持できるようにしてください。

 

毎日水を交換する時間を決めると、約24時間でどのくらい飲んだかを把握することができます。厳密に計量する必要はありませんが、おおまかな量をつかんでおくと、体調の変化に気付きやすくなります。

 

水をたくさん飲むほうが、疾病を疑う必要があります。一日あたり、猫なら体重lkgあたり40~50CCに1上、犬なら90~100CC以上飲むようなら。多飲と判断できます。

 

食事と同時に飲水量も大切です。飲水量が少ないのではと心配する人もいますが、個別に適量があります。健康体なら、きれいな水を常に用意し、飲みやすい環境を作った上で飲まないなら、・それ以上は必要としていないと判断してよいでしょう。

 

下痢も軟便もな<。毎日同じペースで排泄でき、食べるペースが安定していて、体形に変動がないなら、それが食事の適正量といえます。ガツガツ食べる子もいれば、遊び食べみたいにする子もいますが、食べ方は個性のーつと捉えて大丈夫でしょう。疾病を持っていたり、体調を崩している場合は食事の内容や量などについて、かかりつけ医に相談してください。

ボディコンディショニングスコア(BCS)と体形

③目・耳・口

最も変化に気付きやすいのが目。 耳は自宅では外耳を清潔に保てばOK。口は小さいころから触らせる習慣づけを。

目は顔の中心にあるので、変化に気付きやすい場所です。目がぱっちり開いているか、適度な涙の量があるか、毎日顔を合わせて確認しましょう。犬や猫にもドライアイはあります。

猫の場合はまばたきが多くて半目になったり、犬の場合は人間が太陽を見た時のようにまぶしそうにするのは、目に痛みがある時です。犬も猫も短頭種の場合は白目の部分が充血していないかも確認を。

目やにの量と形状もチェック。少し赤黒かったり半透明なものが、多少ついているだけなら問題ありませんが、黄色い目やには要注意。すぐに受診しましょう。

耳のお手入れは、基本的には外側の汚れだけ取ってあげればOK。汚れたものを外に出すターンオーバーの機能があるからです。もし、頭を振ったり耳をかいたりする時は、耳の中がかゆいというサイン。耳の中に触れたりせずにすぐに受診してください。

歯肉炎などは口を開かないと発見しにくいもの。小さいころから歯磨きの練習も含めて、口に触ることに慣れさせることが必要です。

犬の場合、口臭がしたり、歯肉炎などがある場合、必要に応じて歯石の処置を行い、口の中を一度きれいにリセットすると安心です。
猫の場合は歯石を取つでも口の中の状態がよくなるとは限りません。また歯磨きも難しい子が多いでしょう。その場合、口の中の環境をよくするため、歯磨きシェルのようなもの(動物病院で処方が可能)があるので、かかりつけ医に相談してください。

 

 

④皮膚

毎日、全身をやさしく触って変化がないかをチェック

毎日、頭のてっぺんから指先、しっぽの先まで。しっかり触って見てあげましょう。体に何かできていないか、昨日と変わっているところはないか、しっかりチェックを。もし。皮膚が盛り上がっていたり、リンパ節にしこりを感じた時は。決してもんだりせず、すぐかかりつけ医を受診してください。

もし、皮膚炎のようなものを発見したら、そのまま病院へ。シャンプーなどできれいにしてしまうと、疾患の本質がつかみにくくなってしまうことがあります。

猫には特に季節性の皮膚疾患は少ないのですが、犬は春から夏にかけて皮膚炎や感染症が増える傾向があります。また、犬も人間と同様に花粉や草木などに対するアレルギー性皮膚炎がよくみられます。散歩の時に症状が強くなるなら注意が必要です。

定期的に健康診断を受けましょう

愛犬や愛猫の健康は、毎日の自宅チェックが肝心。そのうえで、定期的に獣医師による健康診断を受けることも大切です。丁寧に全身の触診をして異常がないかを診断、耳の申など、自宅では見ることができない部分もしっかり診察してもらえます。食事や排泄、行動などについてもアドバイスをしてもらいましょう。

 犬や猫にとって怖いのが、フィラリア、ノミ、マダニです。
 フィラリアは蚊が媒介する感染症で、犬の場合、咳が出たり運動量が低下したりします。慢性化すると心脆病などにつながり、急性症を引き起こすこともあります。猫も10頭に1頭ほどの割合でフィラリアに感染しているという報告があります。猫は少数の寄生であっても命に関わる重篤な症状に陥ることが多く、呼吸困難を呈して突然死する場合があります。
 ノミやマダニは皮膚に寄生しますが。犬や猫だけでなく人間にも影響があります。特にマダニは、人が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症を引き起こした事例が報告されており、十分な注意が必要です。犬や猫にマグニが寄生すると、皮膚炎や貧血を起こします。さらにマダニの吸血により致死的な寄生虫やウィルスなどの感染症を発症し、人や犬猫の生命を脅かす危険性もあります。ぜひ、かかりつけの獣医師に予防薬の相談をしてください。
 また、万が一、マダニに寄生された場合、マダニは目視できるので取ってあげたくなりますが、無理に取るとダニの口が残り皮膚炎の原因になることがあるばかりでなく人へのSFTS感染症のリスクもあるので、獣医師に任せましょう。

院長の髙橋です。

私の家にもダックスフンドがおりますが、

こんなにも愛情を感じさせてくれる我が子に

いつまでも健やかにいてもらいたいと

思っております。

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