健康の通信簿!健康診断検査表の見かた
2020/07/13
せんげん台のぽんてカイロプラクティックオフィス鍼灸整骨院
健康の通信簿!健康診断検査表の見かた
健康診断の結果は、例えるなら、あなたの「健康の通信簿」です。基本的な検査項目の数値を理解して、健康づくりに活かしましょう!
◆判定基準について
判定基準は、主に「異常なし」、「要経過観察」、「要精密検査」。「要治療」などとされ、それぞれ右記のようにA~Eなどで区分されています。
※検査を行う施設により基準一区分は異なります。
- A:正常範囲
- B:軽微所見
- C:要経過観察/要生活指導
- D:要精密検査/要再検査
- E:要治療/治療継続
◆主な検査項目
BMI値(体格指数=body mass index)
身長に見合った体重がどうかを判断する数値です。
基準値:18.5~24.9
要注意:18.4以下(やせ)、25.0以上(肥満)
血圧
心臓から送り出された血流が、血管の内壁を押す力を指します。
収縮期血圧(上)/基準値:130mmHg未満要注意:130~159mmH9
異常値:160m咄g以上
拡張斯血圧(下)/基準値:85mmHg未満要注意:85~99mmHg
異常値:100mmHg以上
HDLコレステロール
善玉コレステロールと呼ばれるもので、数値が低いと動脈硬化の危険性が高くなります。
基準値:40㎎/dⅬ以上
要注意:35~39mg/dL:脂質代謝異常、動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、高血圧など
120mg/dL以上:コレステロール転送たんぱく欠損症
異常値:34mg/dL以下:要受診
LDLコレステロール
悪玉コレステロールと呼ばれるもので、数値が高いと心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性が高まります.
基準値:60~119mg/dL
要注意:120~179mg/dL 高値:脂質異常症、動脈硬化症、甲状腺機能低下症 等
異常値:60mg/dL未満 甲状腺機能亢進症、肝硬変 等
180mg/dL以上 要受診
中性脂肪(TG)
糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。
基準値:30~149mg/dL
要注意:150~499mg/dL
異常値:29mg/dL以下。 500mg/dL以上
・血糖値(FPG)
血液中のブドウ糖がエネルギー源として適切に利用されているかを判断します。
基準値:99mg/dL以下
要注意:100~125mg/dL 脂質異常症、脂肪肝、動脈硬化症、甲状腺機能低下症 等
異常値:126mg/dL以上 要受診
γ-GTP
肝臓や胆道に異常がないかを判断します。
基準値:50U/L以下
要注意:51~100U/L
異常値:101U/L以上 アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、胆石症、肝炎、急性膵炎 等
尿酸(UA)
尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを判断します。
基準値:男性3.4~7.0mg/dL
女性2.4~7.0mg/dL
要注意:2.0mg/dL以下
7,1~8.9mg/dL以上 高尿酸血症(痛風)、腎不全 等
異常値:9.0mg/dL以上
健康診断結果から健康維持と早めの改善を目指しましょう
①健康診断を毎年受ける
②結果を確認する
③-1 正常範囲 ⇒ 現状維持
③-2 軽度異常所見あり ⇒ 生活改善 ⇒ 必要に応じて病院へ
③-3 異常所見あり ⇒ すぐに病院へ
◆Q&A
Q 健康診断の「(異常)所見あり」とは何なの?
A 健康診断結果の判定で「正常(健康な人の平均値の範囲内)ではない」ということです。
健康診断結果の判定で、「正常(異常なし)」や「ほぼ問題なし(日常生活に支障なし)」以外の
「経過観察」、「要精密検査(要再検査)」、「要治療(治療中)」などを示す判定です。
Q どんな人が高血圧になりやすいの?
A 高血圧のほとんどは原因不明とされていますが、肥満、ストレス、運動不足、過労、血管の老化、塩分の摂り過ぎ、喫煙など、
生活習慣と関わりがあると考えられます。また、遺伝的な要因も関係していると考えられています。
Q 血圧の「上」と「下」の違いは?
A 心臓は、縮んだり膨らんだりしてポンプのように動いて血液を全身に送り出しています。
心臓が収縮すると中の血液が大動脈に流れ込み、そこから全身に送り出されます。
心臓が収縮したときに動脈にかかる最も高い血圧が収縮期血圧(上の血圧)です。
これに対し心臓が膨らんだときには、血液がたまって膨らんでいた大動脈がもとに戻ることで、
緩やかに血液が全身に送られます。そのときの最も低い血圧が拡張期血圧(下の血圧)です。
Q 健康診断で肝機能検査値の異常と言われたけど、どういうことなの?
A 血液検査で、AST(GOT).ALT(GPT)、ALP、y-GTP、ビリルビンなどの値が上昇している場合は
「肝機能障害」とされます。AST(GOT)、ALT(GpT)の上昇は、肝細胞が壊れつつあることを示しています。
ALP、γ-GTP、ビリルビンの上昇は、胆管障害などの胆汁流出障害を示しています。
肝機能障害の原因には、アルコールや肥満が原因のこともありますが、肝炎ウイルスが肝機能障害を起こしている
可能性もありますので、専門の医師による診察と検査が必要です。
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