ヒトはなぜ食べるのでしょう?

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ヒトはなぜ食べるのでしょう?

2023/01/14

せんげん台の整体ぽんて鍼灸整骨院

ヒトはなぜ食べるのでしょう?

ヒトは体に必要な成分を自らつくり出すことができません。

このため、動物や植物などを食品としてとり、体内で必要な成分につくり変えて利用しています。つまり、ヒトは食べなければ生命を維持できないため、生きているかぎり、毎日食品を食べ続けるのです。

たとえ静かに横たわっていても、心臓は動き、呼吸をし、外の気温にかかわらず体温は一定に保たれるなど、生命を維持するために目に見えないところでエネルギーが使われています。もちろん、起きて活動していれば、その分だけエネルギーが多く使われます。また、はた目には何も変わっていないように見えても、体の組織や細胞を構成しているタンパク質は古いものは分解され、新しいものに刻々と入れ替わっています。たとえば腸、肝臓のタンパク質は10日ほどで半分が入れ替わり、筋肉はおよそ半年、骨は約1年半で半分が入れ替わります。また、細胞の寿命は、赤血球は120日、皮膚の表皮は28日、免疫細胞は2、3日~数十日と言われています。このようなエネルギーや細胞に必要な成分は、すべて食品から得ているのです。

食品にはさまざまな成分が含まれていますが、ヒトに必要な成分をすべて含む食品はこの世にひとつもありません。現に、赤ちゃんにとって完全栄養食 品のように思える母乳でさえも、不足している栄養素(ビタミンK)があり、その不足による欠乏症状を予防するために、日本ではすべての赤ちゃんに対し、生後24時間以内にビタミンK2シロップが与えられています。

食品に含まれる成分やその量は、食品の種類によって異なります。エネルギーを生み出す成分は多くても細胞をつくる成分が少ない食品もあるし、その逆もあります。だからこそ、さまざまな食品を組み合わせて食べることがすすめられているのです。

多様な食品をとることではじめて、体に必要な成分がすべてそろうのです。

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