ビタミンAの性質と働きとは?
2023/02/01
せんげん台の整体ぽんて鍼灸整骨院
ビタミンAの性質と働きとは?
ビタミンAの性質は脂溶性ビタミン。
レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称をいいます。
ちなみに、『脂溶性』とつくと『水溶性』もあります。
脂溶性とは脂肪や油に溶けるビタミンのことを言います。食物中の脂肪とともに吸収されて、体内の脂肪組織に貯蔵して置くことができます。
ちなみに、学生時代に覚えさせられた語呂合わせは『油(脂)だけ(dake)』
ビタミンD、A、K、E(脂溶性ビタミン)
主な働きは目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める役割があり、暗いところでの視力を保つ働きがあります。
レチノールは主に動物性食品から摂取できるほか、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAに含まれる『β-カロテン』などのカロテノイドはニンジンなど緑黄色野菜に多く含まれています。
β-カロテンはプロビタミンAの中で最も効率よくビタミンAに変換されます。
抗感染症ビタミン
『皮膚』と『粘膜細胞』は感染症に対する人体の最初の防御ライン。
ビタミンAとその代謝物はこれらの機能維持に最も必要なものです。
また、体内に侵入した病原体に対抗するリンパ球など白血球細胞の発生や分化にもビタミンAは欠かせない重要な栄養素の一つとなってます。
摂取のポイント
ビタミンAは『脂溶性ビタミン』のため、炒めものや揚げもの、ドレッシングなど油を使った調理がおすすめ。
体内のビタミンAが不足すると、β-カロテンなどのプロビタミンAから「必要な分だけ」ビタミンAが作られます。ニンジンなど緑黄色野菜から積極的にβ-カロテンを摂取するのがよいでしょう。
また、小さなお子さんたちの嫌いな野菜第一位‼︎
擦ってハンバーグに混ぜて食べさせてあげるのも1つの手です。
摂取の注意点
◎摂取不足の場合
通常の食生活であればビタミンAが不足することはほとんどないと言われています。
ただし、欠乏状態になると暗がりで視力が著しく衰える夜盲症を発症したり、皮膚や粘膜の乾燥、子どもの場合は成長障害などにつながる可能性が指摘されており注意が必要です。
◎過剰摂取の場合
脂溶性ビタミンは肝臓に貯蔵されるため過剰摂取による健康被害を引き起こすことがあります。脳圧亢進や肝機能障害、骨障害、吐き気やめまい、目のかすみ、筋肉協調運動障害などが起きるおそれがあるので、サプリメントやビタミン剤で摂取する場合は製品の摂取目安量を守るように心がけましょう。
◎妊娠中、授乳中の場合
妊娠中は非妊娠時と同じ量を、授乳中は非妊娠時より450μg多い1,150μgの摂取が推奨されています。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
ビタミンAの必要摂取量は、年齢や生殖状態(妊娠の有無など)によって異なってきます。
1日あたりのビタミンA推奨量は14歳以上では700〜900マイクログラム(mcg)レチノール当量(RAE)
授乳中の女性は1,200〜1,300 RAE(アメリカの医学会推奨量)です。
14歳未満の乳幼児および小児に対しては、より低い値を推奨しています。
ビタミンAを多く含む食材
・レバー
・バター
・卵黄
・ニン
・モロヘイヤ
・ほうれん草
どのような栄養素も人間が生きていく上で、また健康な体を維持するため、そしてパフォーマンスの向上をさせるためにもバランスの良い食事が大切です。
今一度、日々の食事を見直してみませんか?
思いつく体の気になる所がありましたら、積極的に摂取してみてくださいね。
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