交通事故にあったときの痛みの流れ~むち打ち症から
2018/01/17
ぽんての才木いずみです。
前回に引き続き交通事故についてです。
交通事故にあうとよく聞くケガに『むち打ち』いわゆる頚椎捻挫があります。
むち打ちは、人の力以上に外からの衝撃が身体に首に受けます。
ですので、首が鞭のようにしなりそして関節の可動域以上に動かされ、関節を守っている靭帯や筋肉が急激に引き延ばされるために
関節炎をおこしたり,ひいては神経症状(痺れなど)が出現する可能性があります。
衝撃を受けた首の関節は衝撃度合いにもよりますが、頭や首が不安定になっているのをささえようとして周りの筋肉が緊張する為です。
その様な状態で首より重い頭を支える事はとても負担になるもの。
生活していくうえで体を傾けたり、下を向いたりするときに不安定な首で頭を支える事は本当に大変な事です。
※人体の頭部の重さは成人で体重比で約10%だと言われています。体重50kgの人だと頭部の重さは5お米の袋一袋ぶんです。
状態にもよりますが、急性期(怪我をして直ぐから1週間くらい)は熱感、腫れや首を軽く回す動かすというよりも動かさなくても
痛い状態が多いです。
それは筋肉や靭帯が鞭のように引き延ばされため関節が不安定になり、しかも上には重い頭を支えるため後頭部下の筋肉や首周りの筋肉が傷ついた筋肉と共に
頑張って支えますので、動かさなくても痛い状態が多いのです。
重症な方では腕に神経症状や頭痛も出現します。
※また最初はあまり痛く感じなかったり問題ないと思われるものでも1~2週間経ってから気持ちも落ち着いてくるとみえてくる症状もあります。
亜急性期(怪我をして2~3週間くらい)は順調にすすんでいくと熱感や腫れはなくなる傾向ですが、外傷の状態によっては首の関節の可動域は少々大きい
または動けるところです。
この期間過ぎても関節部に熱感や軽い腫れを繰り返したりする場合があります。
当然、神経症状や頭痛も出現または消失と繰り返すやすいです。
身体に対し首は細く、頭に対しても首は細いので首に対する負担は相当なものです。
また、首ばかり着目しやすいですが筋肉は繋がってますから腰や脚のところからも筋肉が引っ張っていることもあります。
慢性期に入ってくると炎症や熱感はほとんどみられませんが、今まで保護していた関節や筋肉などの動きや可動域に制限がありますので
しっかりと関節の安定や可動域の拡大をはかります。
ですので、しっかりと治していきましょう!!
今回ご紹介した流れは一例です。
分からないことやご相談がありましたら『ぽんて』にご連絡ください。
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