脂質って何ですか? 体の役に立つのでしょうか?
2023/05/07
せんげん台の整体ぽんて鍼灸整骨院
脂質って何ですか? 体の役に立つのでしょうか?
脂質とは中性脂肪(トリグリセリド、略してTG)、リン脂質(中性脂肪の一部にリンが結合したもの)、コレステロール(中性脂肪などの分解産物)などの総称で、肉類や魚類の脂身、植物油の主成分です。
食品に含まれる脂質の大部分は中性脂肪で、その他のコレステロールやリン脂質などは中性脂肪にくらべれば微量であるため、”脂質”といえば中性脂肪のことを指し、単に脂肪と呼ぶこともあります。
脂質の体内での役割は、中性脂肪とそれ以外の脂質では大きく異なります。
中性脂肪のおもな役割は生命の維持や活動に必要なエネルギー源になることで、炭水化物やタンパク質(いずれも1gあたりkcal)の2倍以上の1gあたりKcalものエネルギーを生み出します。
中性脂肪のエネルギー量(カロリー)が大きい理由は、中性脂肪を構成する水素の量が炭水化物やタンパク質よりも多いためです。
さらに、中性脂肪は脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割も果たしています。
中性脂肪を過剰に摂取した場合には、余った分はそのままの形で脂肪組織に蓄えられます。これが体脂肪です。
体脂肪は体内でエネルギーが不足した時に分解されてエネルギーを生み出すというエネルギーの貯蔵庫ですが、それ以外にも臓器などの保護や体からの放熱を防ぐために役立っています。
一方、コレステロールやリン脂質のおもな役割は、体を構成するあらゆる細胞の膜をつくる原料になることです。
また、コレステロールはカルシウムの吸収を促すビタミンDの原料、脂質の消化吸収を助ける胆汁酸の原料などにもなります。
脂質の性質は、その構成成分である脂肪酸によって左右されます。
脂肪酸は分子構造の違い (二重結合の有無)によって、飽和脂肪酸(二重結合がない)と不飽和脂肪酸(二重結合がある)に大きく2つに分けられ、どちらの脂肪酸を多く含むかは見た目でも判断できます。
肉の脂のように飽和脂肪酸が多い脂質は常温で固体、植物油や魚の脂肪のように不飽和脂肪酸が多い脂質は常温で液状です。
ちなみに、液状の植物油を原料にしたマーガリンが固体なのは、植物油に多い不飽和脂肪酸の一部が製造過程で飽和脂肪酸に変えられているためです。脂の多い肉をとり過ぎると血中のコレステロール値が高くなるといわれる理由のひとつは、脂に多く含まれる飽和脂肪酸に血中コレステロール濃度を上げる作用があるためです。
逆に、魚や植物油に多い不飽和脂肪酸には血中コレステロー 濃度を下げる作用があります。
不飽和脂肪酸はさらに分子構造の違い(二重結合の数)から、一価不飽和脂肪酸(二重結合が1個)と多価不飽和脂肪酸(二重結合が2個以上)に分類されます。
一価不飽和脂肪酸の代表的なものにはオリーブ油などに豊富なオレイン酸があり、多価不飽和脂肪酸の代表的なものには、植物油に多いリノール酸、イワシ、サバ、ニシン、サンマなどの青背魚に多いドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)があります。
飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸はヒトの体内でも十分に合成されます。
けれども多価不飽和脂肪酸は体内では合成されず食品から摂取する必要があるため、"必須脂肪酸〟と呼ばれます。
多価不飽和脂肪酸は体内では生理活性物質 (ホルモンのような働きをする物質。 エイコサノイド、イコサノイドと呼ばれる)の原料となります。
近年、DHAやEPAその健康効果の高さで注目されているのは、体内で生理活性物質に変わって健康に役立つ多彩な働きを示すためです。
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