認知症になりにくい毎日を送ろう
2022/06/24
認知症になりにくい毎日を送ろう
栄養バランスよく食べよう
厚生労働省が2004年に、島根県の55歳以上の健康な人を対象に認知症と食生活の関連について調査を行っています。1年後に対象者の認知機能の変化を検査し、改善した集団と変わらなかった集団、悪化した集団に分けて比較検討したところ、 認知機能が改善した集団は、悪化した集団と比較して、たんぱく質やDHAなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸、魚介類を多く摂取していたことがわかりました。
外国の研究でも、あじ、さば、まぐろなどの青魚に含まれるDHAを摂取したことで、アルツハイマー型認知症の要因となるアミロイドβタンパクの沈着が4割減少したと報告されています。中性脂肪を減らす効果があることは知られてきましたが、これで認知症の予防や改善にも効果があることもわかってきました。
魚を食べるというと 「和食」を連想する人もいると思いますが、毎日の食生活を見直すうえで重要なのは、「栄養バランスよく食べる」ことです。
献立を考える際に肉料理よりも魚料理に重点を置いてほしいと思います。肉には魚では得られない栄養素もありますから、全く食べないのではなく、適度にメニューに取り入れていきたいですね☆
ある外国の研究では、ビタミンCとEをたくさん摂取するとアルツハイマー型認知症の発生リスクが20%軽減したという報告があります。サプリメントではなく食事からの摂取が重要。