腸内環境を整えると免疫力が上がる！！

これからの季節、気温が低下し乾燥してくるため、体の免疫機能が低下が心配ですよね。
基礎体温を1℃上げることで免疫力が5倍6倍ほど上がると言われていて、1℃下がると免疫力が30%低下すると言われています。
風邪を引いたり、病気をすると熱が出るのはこの働きからで、体温を上昇させることで免疫細胞を活性化させ、病気に負けないように体のパワーをアップさせているのです。

体の中の「免疫」システムは、たくさんの免疫細胞が免疫機能をつくり、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぎ感染症から体を守ってくれています。
また、内部で発生するがん細胞などの異物を排除したりもしています。
その免疫細胞の70パーセントが腸内をあると言われています。
ということは、腸内環境が悪いと免疫力も下がり、腸内環境が良ければ免疫力が上がるということです。
さらに、腸は自律神経とも深いつながりがあるため自律神経のバランスが乱れると免疫力は低下して、安定しているとアップするとも考えられます。
免疫に主に関わっているのは、血液中の白血球です。白血球には顆粒球、リンパ球、単球があり、交感神経が優位になると細菌を排除する顆粒球が増え、副交感神経が優位になるウイルスを排除するリンパ球が増えるという特性があるそうです。
どちらかが過剰に高くなってもいけないようで、交感神経が過剰になり、顆粒球が増えすぎると健康維持に必要な常在菌まで排除してしまったり、副交感神経が過剰になり、リンパ球が増えてしまうと抗原に敏感に反応してアレルギーを起こしやすくなってしまうそうです。
免疫力を高めるには自律神経のバランスがとても大事になってきます。
そのため、自律神経の働きに影響を与える腸内環境を整えておくことは同じように大切ということです。
腸内環境を整えるためにも、腸内環境をキレイにしてくれる食材を取り入れたり、腸の中を空にする時間を作るためにファスティングを取り入れていくこともいいと思います。
（ファスティングとは、簡単に言うと断食です。ただ、単純に食べないと言うわけではなく、健康的に安全に進めることが重要です。）

腸はメンタルの影響も受けやすいようで、いくら健康にいい食事だとしても食べてる本人が「おいしい！！」と感じていなければストレスとなり、腸内環境が悪化してしまう原因になり自律神経のバランスを崩すことにもつながります。
無理な食事改善は悪影響になることもあるのでやり過ぎにならないように気をつけましょう。
腸は「第二と脳」と言われるほど精神的な影響を受けやすく、ちょっとした緊張でお腹が痛くなったり、仕事や人間関係のストレスで、便秘や下痢になるなど敏感に反応します。
ストレスをため込まないような生活を心がけることで、腸内環境が乱れることを防ぎ、それが自律神経を保つことにつながります。
ダイエットで甘いものや炭水化物を控える。食事をしても美味しいと思って食事をしていなかったらストレスになるだけです。ストレスを感じて、食事をすると、カロリーは脂肪に変わってしまいます。
おいしいと感じて、楽しく食事をすることで、腸の働きは活発になり、自律神経も安定します。
さらに血流も良くなり、代謝もアップ！
食事の環境を良いものにすることも大事にしてください。